【中学受験】日常生活が算数の問題集に!楽しんで偏差値を上げる方法とは?(パート2)

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算数を教えている際に、算数を学習するメリットを生徒が理解できていないケースをよく目にします。今回は、授業中に算数を学習するメリットを伝えるときにどんな風に伝えているかの内容も混ぜながら話を進めていきます。

 算数を学習することのメリット

 数感覚が強くなる

漠然としたメリットですが、世の中どの分野においても数字が絡んできます。「算数が嫌いだから文系」という子もいますが、組織に入れば数字がつきまといますし、経済系を選んだらなおさらです。つまり、数字からは避けることができないのです。だからこそ、数感覚が強くなるきっかけを作ってくれる算数の学習は必要です。

では、数字に強いと弱いとではどんな差が生まれるのか。

例えば、買い物に行った際に、買い物かごに色々な商品を入れます。ここで、数字に強い人と言うのは「大体○○円かな」と言う推測ができ、それが実際の値段と大きな違いがなく買い物ができます。

一方で、数字に弱い人は上のような「大体」の感覚が強い人より劣ってしまうため、とりあえず買い物かごに入れてレジに持って行って初めて「予定より買いすぎた」と言う現実に直面します。

この積み重ねが家計にも影響する事は間違いありません。このような例1つだけでも数字に対して強いに越したことがない事はご理解いただけると思います。社会で出たらなおのこと重要になることも想像できるのではないでしょうか。それは、損得の規模が、家計と比べて大きいためです。

もちろん、算数の単元で「これは世の中出ても使わないだろう」と思う単元はありますが、そこは「数に強くなるため」と考えて頑張りましょう。

 数の見方に強くなる

文章題を指導している大半の人はまず「単位をしっかりチェックしなさい」とポイントを押さえます。しかし、そこだけではその数字の本当の意味まではたどり着いていません。その実例を紹介します。

授業中、小学生にこんな質問をします。

「750。これの意味するものは?」

この問いに対してほとんどの生徒は「わからない」と答えます。また、わからない理由も「単位がないから」という答えを返してくれます。

では、「750円。これの意味するものは?」

と聞くと答えは様々です。お金であることはわかっているのですが、それの意味するものは見えません。

「正解は、先生の今日の昼ごはん代だよ〜!」と言うと「なんだよそれ〜!」と言う答えが返ってきます。

世の中にあふれている数字は単位だけでなく、「数字の前後の意味」が大切です。この見方を実践することで、その数字の本当の意味までたどり着けるようになります。

 情報に強くなる

近年、技術の進歩で様々な情報がタイムリーに配信される時代になりました。情報量が多くなると、情報の受け手の技量によって、与えられた情報が有効に使えるかどうかが左右されてしまいます。では、受け手に必要な力とはどのようなものか。

○選ぶ力

○まとめる力

○活用する力

の3つです。

これらを算数に置き換えて考えてみましょう。

○選ぶ力

→問題文の情報のどの条件から考え始めるか、の思考の順番を決める力

○まとめる力

→問題文に書いてある情報を見やすく図や表にまとめ上げる力

○活用する力

→自分でまとめた情報を問題に合わせて的確に使っていく力

特に文章題を解いていく中で必要な事が盛りだくさんです。

 身近なものでできる数あそび

ここでは、筆者が時々ふとした時にやっている数あそびを扱っていきます。身近なもので、数、算数に強くなっていきましょう。

 車のナンバープレートや切符の整理番号

大人の方だと「あーっ、やったことある!」というよくあるやつです。

「車の4ケタの数字の間に+ー×÷のどれかを入れて10を作る」というシンプルなゲームです。

例えば

「4826」だったとすると

4×8÷2−6=10 となるわけです。

ここに「カッコ()をつける」などのルールを加えると自由度が増して楽しめます。

旅行中に渋滞などに巻き込まれた時の退屈しのぎに子供とやってみましょう。

この遊びをさらに応用させていくと、

「3、4、7、8と+−×÷()を使って1から10までの整数をそれぞれ答えにもつ10個の式を書きなさい。(開成中H16年大問1より)」

と、入試問題レベルまでたどり着きます。

 飲食店にある番号札

靴箱や座席にある番号札を使っても色々遊ぶことができます。

足したり引いたりする計算あそびもできますし、筆者はよく退屈しぎに数字をかけ算の組み合わせに分解する(素因数分解と言います)ことをよくしています。

例えば

「24番」の番号札を持っていた時

24=3×8

  =3×2×4

  =3×2×2×2

というように分解することができます。ほとんどの数は分解することができますが、分解することができない数ももちろんあります(それを素数と言います)ので、そこの発見もまた子供には興味深いところだと思います。

また、この数感覚は中学3年生の平方根の単元で絶大な効果を発揮します。

「遊びの中で、先も見据えた学習もできる」

 算数の勉強法次第で人生が変わる!

世の中を生きていく上で、算数を学習することによるメリットは多いけど、デメリットはありません。小さい頃から日々の生活の中で、数字に触れる機会を増やし、算数を楽しく学習できる土台作りをしていきましょう。