教え子の将来の夢〜英語を活かした仕事がやりたい〜

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学生に限らず、将来の夢、人生について考え、悩む時期は当然あります。実際にどんな夢を追いかけ、実行に移していくのか。案外、他の人の話を聞く機会は少ないものです。そこで、将来の夢に向かって、歩んでいる学生に話を聞きました。参考になればと思います。

 高校時代は漠然

大学受験の時は、何となく英語を用いた職業に就きたい。そのためには、大学に行かなきゃいけないと思い、必死に受験勉強をしておりました。高校時代は、将来のことを考えるきっかけが少なかったこともあり、また、各科目の定着もできていなかったことから、とにかく勉強しなきゃという思いでした。「とにかく、勉強!」こんな日々でした。結論から言えば、このような状況で大学に進学しなくて良かったと思います。高校の同級生で、同じような状況下で大学に進学した人は、楽しそうに過ごしていますが、まだ将来のことが明確になっているわけではないのを見て、私もこんな風に、周りに流されて生活していたんだろうなと考えます。

 大学受験に失敗!浪人するのか

大学受験には失敗してしまったのですが、この先に浪人して予備校に通うのか、専門学校に通い専門的な英語を学ぶのか悩みましたが、とにかく環境を変えて、成長したいという気持ちが強かったです。田舎で育った私にとって、都会に出るということに価値を持ちました。つまり、受験勉強として、様々な科目の勉強をするよりも英語の勉強に専念したかったということ、早く社会に出て、都会人として学びたいということから、専門学校に進む道を決めました。

 専門学校では語学スキルの定着と将来設計の熟考

専門学校では、実用的な英語を学んでいます。リーディングやリスニングなどの受動的なものだけでなく、ライティングやプレゼンテーション、ディスカッションといった能動的なものを通して学ぶ機会が多くあるため、より実用的な英語を学ぶことができています。

そして、2年間で卒業するということもあり、卒業後に何をしたいのか、どう生きていくかについてじっくり考え、自分と向き合うことが、高校卒業後にそのまま大学に進んだ人よりも早い時期にできます。

また、英語を教えてくださる先生だけでなく、キャリアについてや、礼儀作法について教えてくださる先生などとの出会いや、エアライン業界、ホテル業界への目標を明確に持って努力する友人たちとの出逢いは、自分にとって刺激的かつ視野を広げられる価値あるものでもありました。この時期は自分の人生に必要な時期であったと言えます。

英語

 将来を見つめ直し

映画鑑賞が趣味である私は、プレゼンテーションの授業の中で好きな洋画を紹介し、その際に、これまで学んできた、又さらに今後も磨き続けていきたいと考えている英語力を活かし、海外から日本へ映画を買い付ける仕事がしたいと感じるようになりました。

 私は外国の文化に興味を持ち続けてきたこともあり、邦画より洋画を鑑賞することの方が多く、洋画には邦画よりも「人を勇気づけるパワー」「人を励ますパワー」「人をなだめるパワー」などがあると思っています。それも主人公が、自分の悩みなどの現状と共感できる設定であればあるほど、影響はあると思います。洋画は、社会問題や、人間関係、性問題などにかなり踏み込んでいるため、これらで悩む人達に「パワー」を与えてくれます。さらに、未だ社会問題にはなっていない問題を社会問題化してくれる力もあると思います。

日本でも、いじめなどの社会問題で悩む人は多くいるため、このような人達に「パワー」を与えたい、そのきっかけに洋画がなるのではないかと思っています。

また、古い映画や時代設定を昔にした映画からは、自分の知らない時代に起きたことやその当時の文化を知ることができ、もちろん、最近の文化も知ることができるため、そこからファッションなどの新しい文化を作る発想力を得ることもできると思っております。

 大学に編入して得たいこと

3点あります。1つ目は、「他人に正しく伝える力を得たい」ということ。2つ目は、「多くの文化を知ることで、様々な視点をもてるようになりたい」ということ。3つ目は、「同世代で、同じような意見や異なる意見を持つ仲間が欲しい」ということです。

私が進学を希望する大学で行われる少人数編成の授業では、ディスカッションや発表を通して多角的な視点を養うことができるため、表現力を高めることができるのではないかと思っております。

また、入学後は、アメリカ映画に対する日本人の共感・受容について研究したいと思っています。アメリカ映画を対象とし、その主人公が抱える内面的要素とその背景にある家族環境、またアメリカ人の価値観やライフスタイル、時代潮流を読み解くことで、同時代の日本人や日本社会が抱えていた同様の要因と比較し、それらの要因がどのように共鳴し合い、どのように日本人に共感され受容されたのかを具体的に考察したいと思っております。

 将来のビジョン

ここ数年では、Netflixなどの映像配信サービスの普及により、わざわざDVDを借りたり映画館に行ったりしなくても気軽に映画を楽しめるようになった影響で、洋画を好んで観てきた人はもちろん、これまではあまり洋画を観たことがなかったけど話題になっているから観てみようと、洋画を見始めている人は増えたと思います。

さらに見てもらうには、やはりいちばんは効果的な宣伝が必要だと思います。どんなに良い映画であったとしても、見てもらえない限りは「パワー」を与えることもできません。現在行われている工夫として、タイトルの付け方やポスターなどからも内容が感じ取れるようにしています。アメリカの映画は、ストーリーがわかってしまうような詳細のところは書かないようなタイトルになっているように思います。(タイトルとかも何かの固有名詞だけだったりとか)それを日本に輸入してきた時、または日本で作られたものを売り出す時、ストーリーが読みやすいようなタイトルに変えられたり、心に訴えかけてくるような長めのサブタイトルが付けるなどの工夫がされているように思います。このような工夫を考えることができるように大学で様々なことを学びたいと思っています。

私一人の力だけでは、日本で悩んでいる人に「パワー」を与えることはできないので、同じような理念を持つ人とチームを作り日本を明るくしたいと思います。

将来の夢

 教え子の話を受けて

高校を卒業してから自分のやりたいことを真剣に考える人が多くいます。ただやはり将来のことを考える時期が早ければ早い方が良いと思います。もちろん、無理に考える必要はないものの、考えるきっかけは与えてあげることが大人の役割なのではないでしょうか。