医学部の入学金を無償にしたり減らしたりするには

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2018年度の国立大学医学部の入学金は28万2千円です。一方で、私立大学医学部の入学金は、川崎医科大学や金沢医科大学の200万円のように国立大学の約7倍の大学もあります。

大学に納付した入学金は入学を辞退しても返還されませんので、家計への影響を心配する受験生も多いことでしょう。しかし、一定の条件下で入学金を無償にしたり減免したりする大学があります。今回は医学部の入学金について紹介します。

1.入学すると医学部の入学金が無償になる大学

防衛医科大学と自治医科大学が該当します。

防衛医科大学は、防衛省が設立した、自衛隊における医師の養成を目的とした大学で、入学金は一切かかりません。学費も無償の上、入学すると国家公務員となり給料と年2回の賞与が支給されます。

ただし、卒業後の9年間は自衛隊の各部隊や自衛隊病院での勤務が義務付けられており、それを守らない場合は大学校入学から卒業までの経費を返還しなくてはなりません。

自治医科大学は、僻地での医療や地域医療を充実させることを目的に設立された私立大学です。入学生全員に在学中の6年間の学費は入学金も含めて全て貸与されます。

卒業後の9年間は医師が不足している地域に所在する指定病院で勤務することで、貸与金の返還義務が免除されます。ただし、9年間勤務しない場合は、貸与された金額を返還しなくてはなりません。

2.地域枠入試を行っている大学

国公立大学や私立大学の中には、「地域枠」を設けている大学があります。地域枠とは、僻地の医者不足を補うために大学が設けている推薦入試枠です。

大学がある県や大学が指定した県出身者が地域枠を利用して入学すると、入学金を含む学費が減免される場合があります。

ただし、卒業後の進路が自由に決められないというデメリットもあります。卒業後の数年間は地元で働からければならなかったり、自分の働きたい専門の領域を選びづらかったりするので、慎重に選ぶようにしましょう。

3.自治体の貸付制度が利用できる大学

自治体と連携しており、その自治体の貸付制度を利用することにより、入学金が免除される大学があります。例えば、北里大学医学部入学者を対象とした相模原市の地域医療医師修学資金貸付制度があります。

この制度は、入学金を含む6年間の学費を相模原市が貸与するもので、大学卒業後2年以内に医師国家試験に合格し、相模原市長が指定する医療機関で2年間臨床研修を受け、引き続き相模原市長が指定する医療機関で7年間勤務することにより、返還が免除されます。

4.入学試験の成績を考慮する大学

私立大学の医学部の中には、入学試験の成績に応じて、入学金が免除される大学があります。例えば、北里大学の医学部は一般入試の成績上位者に対して、入学金や学費を免除する制度を設けています。

北里大学以外にも入学金を含む納入金の一部を免除する大学があります。合格するだけでなく、入学試験の成績上位という条件がありますので、ハードルは高めです。

5.自分のキャリアプランも考えよう

大学によって入学金が無償になる或いは減免されるケースを紹介してきましたが、入学試験での成績優秀者への特典以外は、大学卒業後の進路が一定期間拘束されます。大学卒業後のキャリアプランも考えて志望大学や制度の利用を検討しましょう。

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