白チャート・黄チャート・青チャートの違いとおすすめの人を紹介!

チャート
目次

大学入試のために数学の勉強をする際に、数研出版の【チャート式】を利用して勉強する人は多くいます。昔から使われている教材だからこその安心感があるので、学校の教材としても使用しているケースは非常に多いです。

しかし、実際に生徒指導をして感じるのは、それぞれの志望校や実力に合ったチャートを使えていない人が多いという点です。

今回は、チャート式の色別の特徴とどういう人におすすめかをまとめていきます。

正しい数学の勉強法

数学という科目は、論理的な学問です。各単元の定義を正しく理解して自分の言葉でイメージができるかどうかが重要です。まずは、教科書や参考書に載っている公式をきちんと理解しましょう。解き方を覚えればいいというわけではありません。

これらのことを前提として、例題の演習を行う必要があります。

例題演習の目的

1.教科書の理論を理解するために、例題を通して、具体化し、定着させる

2.頻出問題、頻出テーマを知ることで、理論から実践に繋げる

 

これら2点の目的のためにチャート式をどのように活用すれば良いのか。紹介します。

 

チャート式シリーズ

数研出版から出されている例題が多く書かれている参考書です。問題集ではないので、全ての問題を解かないといけないということはありません。ただし、網羅型の教材であるメリットとしては、有名な解法、知らなければならない解法はほとんど載っているので、その強みを活かした勉強はするようにしましょう。

対象としては、以下のように数研出版が示しております。

 

白:日常学習/定期試験/大学入学共通テスト・中堅私立大入試

黄:日常学習~中堅私立大入試/国公立大2次入試

青:日常学習~国公立大2次入試対策

赤:日常学習~難関国公立大理系対策

 

白チャートをおすすめする人

白チャートは、学校の教科書の足りない例題を補ってくれる参考書です。

学校の教科書には、理論部分と基本例題が載っています。教科書に書いてある例題は、理論を理解する上でかなり役に立ちます。しっかりと解きましょう。あくまでも、公式などの説明部分を理解する手助けとしての例題なので、例題を解くことを目的としてはいけません。

白チャートは、この例題の数を多くしているものと思ってください。教科書の例題数は多くないので、理論を理解するには少ないと思う人もいると思います。

他の色のチャート式との違いは、基本事項のまとめが、かなり丁寧だということです。典型的な解法なども、他の色のチャート式では当たり前のように使われているが、白チャートでは、具体例なども含めかなり丁寧に書いてあります。

 

各分野の理解時に、足りないと思う人は白チャートを使ってみて下さい。かなりのおすすめです。

進研模試で偏差値60を目指す人には十分すぎる内容です。例題だけではなく、章末の問題も含め、網羅して模試に挑みましょう。

 

共通テストに向けて勉強をしたい人にもおすすめです。

基本的には、白チャートに載っている問題に対応できれば、共通テストでは戦えます。ただし、知識面としては戦えても、共通テストで求められる読解力などが足りないと得点にはなりません。

知識面での失点なのか、読解ができていないことによる失点なのかなど、原因を分析した上で、対策を行うことが重要です。

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黄チャートをおすすめする人

黄色チャートを使う人は、定理などの公式の理論は理解したという自信があるという状態になってから使うと良いでしょう。実際、自分だけで、本当に理論を理解したかどうか分からないものです。黄色チャート全体の7割から8割は解ける状態でなかったら、理論が理解できていないと判断しましょう。再度教科書および白チャートなどを利用して、理論を理解する勉強をしましょう。

 

共通テストを受験する人の中でも、一般入試や国立2次試験でも数学を使う人であれば、是非ここまでチャレンジしてください。知識面としては、白チャートで十分ですが、黄チャートの内容を知っておくと、問題の意味や背景が分かる可能性があります。余裕があれば、やってみてください!

網羅型の参考書として、全ての問題を解くつもりで教材を探しているのであれば、黄チャートをおすすめします。

 

青チャートをおすすめする人

青チャートからは実践的な内容になります。定理などの公式の理論を正しく理解できていない人はまだ青チャートを使うには無理があります。内容としては、各予備校の模試レベルの例題が多く載っています。理論をどのように組み立てればいいのかわからない人にはおすすめです。

 

全体の7割から8割は解ける状態でないと活用しても意味がありません。各予備校の偏差値の目安は、駿台模試では58。河合全統模試では60。進研模試では62あたりを目安にしてください。このラインに達していないあるいは大阪大学のような難関大学を志望していないのであれば、おすすめしません。

ただし、青チャートの問題を解くための教材としてではなく、辞書のように調べるための教材として利用するつもりであれば、かなりおすすめです。基本的な問題から応用問題まで多種多様な問題が載っているので、模試の過去問や入試問題などで分からない問題があった際に、青チャートの中から探せば、だいたい見つかります。

 

赤チャートの使い方

数学が好きな人におすすめです。例題も発展的な内容が載っていますが、特にコラムが良いです。高校数学を超えて大学で習う数学の知識を紹介していたりもします。数学を得意にしたい、いろんな知識を得たいという人は利用してみてください。入試のための勉強というより若干趣味の領域です。

僕自身は高校生の時に買って、失敗しました。

それは、志望校が難関大学だったこともあり、難しいレベルの教材を使わないといけないと思っていたからです。

多分ですが、僕と同じように考えて、赤チャートを選んだほうがいいと思っている人もいると思います。

結論は、上に書いた通り、数学を得意にして満点を取りたい、趣味の領域でいろんな知識を得たいという人が使うようにしましょう。

入試問題では、6割前後で十分です。(数学で稼ぎたいって人は別)

難関大学に合格するにしても、解きやすい問題もあれば、だれも解けない問題もあります。

つまり、赤チャートレベルの問題が解けなくても受かります。

青チャートレベルの問題を確実に解けるようにする方が戦略上は安定しますので、それを踏まえて利用しましょう。

その他のチャート式

黒チャート

数学難問集 100

黒チャートは、難問を集めたものです。一通りやることはやったから次に何をやったらいいかわからないという強者におすすめです。2次試験レベルが揃っていますので、過去問演習を行う前にできるといいです。難問を解くことで頭を鍛えたい人におすすめです。

医学部入試数学

医学部の問題を集めたものです。こちらも黒チャートと言われています。

正直、問題集として利用するものではないと思います。

全国の大学の合否を分ける問題や解けて欲しい問題、傾向などの情報がまとまっているので、受験校選びなどに利用できます。

受験は、戦略・戦術で合格できるかがかなり決まってきます。そういう意味では、この教材は、十分に活用できます。

紫チャート

入試によく出るこれだけ70題!

紫チャートは、チャートは分厚いイメージがありますが、この参考書は問題を厳選した参考書なので、かなり薄い。黄色チャートを終えた人が、やるといいです。

改訂版チャート式シリーズ入試必携168

入試問題のいろは(168)をまとめてある手帳です。覚えておかないといけない解法が見やすくなっています。解法を知らない、覚えられないという方は、毎日持ち歩くことをおすすめします。

 

緑チャート

緑チャートは、共通テスト(旧 センター試験)の対策に特化した参考書です。センター試験の形式に慣れるために使うといいです。

共通テスト(旧 センター試験)は、慣れていない人には、解きにくい問題です。

問題の一つとしては、数学についての会話文の中から、問題を解決していく問題が出題されますが、これらの会話は無駄に長いだけで、実は読む必要がない所が多いです。このような問題に慣れるためには、解くしかありません。問題数が多いので、使ってみるといいです。

 

チャート式を使う人へ注意

チャート式は、行間が読めない人も多くの割合で存在するので注意が必要です。

チャート式は非常に良い参考書で授業のテキストとして私個人も利用しています。ただし、使う上での注意点があります。解答の意味が分からない場合に質問できる環境がある、あるいは、他の教材などで調べて解決する習慣がないのであれば、独学には向かないと思っています。

スタディメンターでは、塾や予備校に通うことができない人のために、チャート式などの指定教材の質問対応を行っていますので、興味があれば、お問い合わせください。

 

悩むならば黄チャートを選択

数学が得意かどうかも分からない、勉強もそんなにしてないからよく分からないという人は、とりあえず黄色チャートから始めてみるといいです。大学でいえば、私立の医学部やGMARCHレベルまでは十分に対応できます。河合全統模試の偏差値では、60から65までは十分に対応できます。最も恐ろしいのは、理論の理解ができていないことなので、分かったつもりで青チャートを利用するくらいであれば、理論が分かっているか判断もできる黄色チャートをスタートに勉強してみると良いでしょう。明らかに数学が苦手であると分かっている人は教科書と白チャートの併用です。

 

背伸びをせずに自分に合ったレベルからスタートしましょう。

 


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