こんにちは。スタディメンターの山﨑です。医学部受験者であれば、知っているべき、繰り上げ合格について、まとめました。
例年、共通テスト(旧 センター試験)や大学医学部の入試が終了し次第、正規合格者と補欠合格者が発表されています。補欠合格者だったとしても、後日、繰り上げ合格になる場合は多々あります。
そこで今回は、繰り上げ合格が発生する時期や理由を調べました。この記事を読み進める中で、補欠合格でも医学部に進学できる可能性があることを知りましょう。
1.医学部でなぜ繰り上げ合格が発生するのか
そもそも医学部受験において、なぜ繰り上げ合格という現象が起きるのでしょうか。それぞれ医学部は受け入れられる学生の数が決まっているものの、志願者数が定員を上回ることも多いです。特に、知名度が高くブランド力がある大学の医学部の入試は、志願者が集中しやすいです。
その一方では、人気が低い大学も存在しています。さらに、医学部受験では複数の大学を受験している人も多いので、合格者が全員その大学に入学するわけではありません。このような背景から、大学によっては定員数を下回る現象がおきます。そのために、繰り上げ合格という制度があり、補欠合格者が繰り上げ合格になります。
受験生が第2志望の大学に合格して入学手続きを済ませた後、第1志望の大学から繰り上げ合格した連絡が入るケースは多々あります。合否の発表を確認した際には、繰り上げ合格の連絡が入る可能性を考慮し、入学するか否かを決めましょう。焦って入学手続きを行った場合、のちのち後悔する事態に陥りかねません。
尚、繰り上げ合格が4月以降に発表される可能性は殆どありません。3月末まで不定期で発表されることを理解しておく必要があります。いつまで待っても繰り上げ合格を伝えられない折には、既に合格している大学医学部への進学を決意しましょう。
2.医学部で繰り上げ合格を確認する方法
大学ごとに、医学部の繰り上げ合格の状況を報告する方法は異なっています。大半の大学は電話や郵便物を通じて、繰り上げ合格した経緯を説明するケースが一般的です。医学部を受験した結果、補欠合格した折には、こまめに電話と郵便ポストを意識しましょう。どのタイミングで報告を受けるのか判別しがたいことを理解しておく必要があります。
また、大学医学部によってはホームページに掲載して発表しています。ホームページで確認する際には、センター試験や入試を受けた時の番号票を準備しましょう。 因みに、既に他校の入学手続きを済ませているものの、繰り上げ合格した大学への進学を希望する場合は、先ず繰り上げ合格した大学の入学手続きを完了させます。その後、入学手続きを終えていた他校に入学辞退の意向を伝えましょう。
3.医学部の繰り上げ合格発表まで報告を待とう
医学部は難解な問題の数々をクリアしなければ入学できません。受験勉強が思い通りに進められなかった場合には、補欠合格者にすら選ばれません。しかし、必死に勉強して補欠合格すれば、繰り上げ合格で入学できる可能性があります。受験後、即座に諦めず、朗報に期待しましょう。
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中学時はほとんど勉強する事無く、高校に進学したが、勉強法の書いてある本を読みあさり短期間での学力UPに成功。その経験を活かし、学生時代から塾で講師業に携わる。その後、大手予備校の校長も兼任しながら、多くの受験生を合格に導いてきた。現在は、講師業(医学部専門予備校など)に加え、Webサイトでより多くの受験生に学力UPのノウハウを伝えている。