こんにちは、スタディメンターの山﨑です。
コロナ禍で、現在、既に塾に通っている人ですら、オンラインの家庭教師や塾、予備校を検討した人は多いのでは無いでしょうか。コロナウイルスが流行する前から、徐々にオンラインの塾や家庭教師は増えていましたが、ここに来て急に増えました。
一般的に、予備校や塾に通うことを検討するのは、「学校の内容がわからなくなったとき」「受験を真剣に考え始めたとき」「数学などのある科目がわからなくなったとき」が多いです。そして、その科目についての指導を家庭教師や予備校に期待しているかと思います。
ただ、最近の予備校や塾ではいわゆる教科指導だけではなくなってきています。予備校指導における教科指導以外の指導が予備校の個性になりつつあります。さらにオンラインも流行していることで、より複雑になっているのが、塾・予備校、家庭教師です。
どの予備校も授業の質が向上していきた近年だからこそ、それ以外のところで差別化している塾や予備校も多いです。
今回は、私が予備校で指導してきた経験をもとに、予備校や塾の運営を知ってもらい、塾選びの際にチェックして欲しいポイントを紹介します。
1.塾や予備校の指導方法
将来の夢や進路など「志の指導」
塾・予備校といえば授業をしてくれるところであり、将来のことを考えるのは学校である。というイメージを持つ方が多いかも知れません。
実は、最近の予備校は、将来の夢を一緒に考え、アドバイスもしてくれます。そのための資料や研修も多くあり、予備校の教務の方は各科目の内容ばかりでなく、各職業の内容までもある程度理解しています。
なぜ予備校でこのような流れがあるかというと、ズバリ将来の夢が明確な人の方が学習効果が高いからです。みなさんも実感があるかもしれませんが、目標なく学習するよりも、将来の夢(目標)が決まってからの学習の方が、学習効果が高いのです。
予備校としても目標を決めるのが遅いと大学に合格できないのであれば、アドバイスをして合格率を上げようという流れになります。また、塾や予備校の先生も、子どもが好きだからこそできる仕事でもあるので、将来の夢をアドバイスした先生であれば、より熱心な指導が可能になります。
ただ、もちろん、夢を決めることは簡単なことではありません。
これは私のやり方でもありますが、具体的には、面談時に興味があることを聞ききながら、少しずつ情報を伝えます。そして、定期的に将来の夢に関する作文を書いてもらい、それを蓄積します。夢が完全に明確でなくとも、少しでも進歩していたらそれで良しと考えます。内容はもちろんですが、文字数などにも着目しながら確認をしています。
推薦入試の増加に伴う面接対策や入試改革の対策にもなるので、今後このような指導をより積極的に行う予備校が増えていくかも知れませんね。
やる気を維持させる生徒面談やホームルーム
どんなにいい授業を受けていても、問題演習や授業の復習をしなければ学習効果は薄いです。予備校から宿題が出たとしても、やらなければ意味がありませんし、無機質なやり方で行っても意味がありません。
そこで予備校や塾では「志望校合格に必要な点数が取れているのか」など、危機感を持ってもらうための話や、頑張っていた人については誉める話をすることでやる気を上げていきます。
ときには社会の中で活躍するための考え方などの啓発も行います。このような生徒面談やホームルームが定期的に行われる予備校も多いのでやる気を維持しやすくなっているかと思います。
過去問の分析と生徒の実力や性格をもとに戦略を立てる
予備校の先生にとって、生徒個人の能力に合わせた戦略を立てられるかどうかが重要なスキルとなります。学校の場合、数学の先生であれば、数学のことが分かればいいので、普段、数学の先生が英語や国語の研究や分析をすることはほとんどありません。
しかし、塾や予備校の担任の先生は、その子を合格させることが目的ですので、マルチに科目のことがわかっていないといけません。実際、私自身も数学の探求だけでなく、物理や英語、国語などの科目も常に研究しており、学校と塾の大きな違いはこの部分なのではないかと思います。
もちろん、予備校でも担任の先生によって様々ではあります。だからこそ、事前にこのような面も含め、担任としてどんな人を選ぶべきかは入塾時は真剣に考えた方がいいのです。
生徒とともに志望校合格からの逆算・PDCAサイクルの実行
やる気もある。何をやるべきかも明確になった。あとは時間管理です。どんなに正しい勉強をやっていたとしても、受験日は決まっているので、それに合わせなければなりません。
受験の前に、模試やテストは何度も受けることになるので、そこを一旦目標にしながら計画を立てます。もちろん、目標到達までに必要な学習量や内容も異なるので、最初は中々目標達成しません。
何度も失敗をして、分析し、改善する。これを繰り返し行うことが大切です。
だからこそ、塾予備校には早い段階で入塾した方が有利です。担任の先生が個人差の部分を完璧に理解するまでに何度も何度も失敗をする必要があるからです。
学習状況の報告や自宅での学習指導のために保護者との面談
家で勉強できない人や、勉強の話を親に言えない、または言わない人もいます。大学受験のことがあまりわからないご家庭もあります。様々なケースがありますが、予備校や塾ではその部分を正しく伝えるということも行っています。
各家庭における「教育」を請け負っているので、家族の一員になったと思ってやっている予備校も多くあります。
2.塾や予備校の選び方
塾予備校はここ数年で大きく変わってきました。また、これから10年でまた大きく変わるとも思います。いまや、塾や予備校は勉強を教える場所というだけでなく、本気で志望校合格のために研究し分析している場所です。
良い授業を提供するのは、塾や予備校では当たり前です。その他のサポートも行っている塾を探しましょう。
以下、チェック項目をまとめます。塾探しの際に、一つずつ確認してみるといいと思います。
☑授業は分かりやすく、ためになっているか。
☑将来の夢や進路など「志の指導」は行われているか。
☑やる気を維持させる生徒面談やホームルームは行っているか。
☑過去問の分析と生徒の実力や性格をもとに戦略を立てる面談を実施しているか。
☑生徒とともに志望校合格からの逆算・PDCAサイクルの実行をサポートする面談を行っているか。
☑学習状況の報告や自宅での学習指導のために保護者との面談が行われているか。
塾探す際に気になるのは、伸びる授業かどうか。塾を探すのだから、少なくともこの部分がしっかりとできているかは、気になります。
特に大学生のアルバイトが、授業を行っているところもあるので、心配ですよね。
大学生だからとか、アルバイトだから悪いというわけではありません。大事になるのは、授業内容です。指導内容をマニュアル化して、指導している塾もあれば、学生に丸投げで、自由に授業をやっている所もあります。
いずれにせよ、体験授業を受けてみれば明らかです。
ポイントは、「理由」を説明しているかどうか。
「こういう時は、こう解くんだよ。」と、解き方のみを指導しているのか、その理由を説明しているのか。
この部分を見るだけで、十分です。
理由を説明しないということは、すべて覚えさせるのみの指導ということになります。これならば、塾に行かず、自分で参考書をまとめた方がはるかに成績が伸びます。
体験授業時に確認してみてください。
授業以外の項目は、入会時のみでは判断できないかもしれません。
ホームルームの有無などは確認できますので、初めに確認しましょう。特に個別指導の塾では、実施していない可能性もあります。
面談の頻度も知ることはできます。
ただ本当に実施しているのかはわからないので、実際に通っている人に知り合いがいると一番いいです。
3.オンライン家庭教師がサポート
時代や環境の変化により、塾や予備校も形を変えてきています。
特にオンライン家庭教師は、ここ最近急激に増えております。
まだまだ、形としては、成長段階ではあるものの、塾や予備校の指導方法は取り入れております。
つまり、塾探しの方法とオンライン家庭教師を探す方法も基本は同じです。
4.スタディメンターのオンライン家庭教師
我々もオンライン家庭教師として、指導を行っています。従来のオンライン家庭教師と異なり、週に〇回、授業を行うという形ではなく、普段は「ノートチェック式」などで指導し、苦手な所をオンライン授業として行っています。
これにより、無駄な授業を無くすこともでき、また、日常の学習の質も上げることができます。
詳細は以下より確認ください。
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5.同じ塾・予備校でも校舎によって様々
僕自身が、以前予備校の運営責任者として働いていた際の経験からお伝えします。
どこの塾や予備校にも、運営責任者が存在します。
基本的には、その教室をどのような校舎にしたいのか、強みをどう作るのかは、教室長の考えに左右されるケースが多いです。
もちろん、全体としての方針は、共有されてはいますが、やはり現場の思いがそのまま教室の空気になります。
従って、同じ塾や予備校でも校舎ごとに変わってくるので、その点も塾を選ぶ時に注意しておくといいです。
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中学時はほとんど勉強する事無く、高校に進学したが、勉強法の書いてある本を読みあさり短期間での学力UPに成功。その経験を活かし、学生時代から塾で講師業に携わる。その後、大手予備校の校長も兼任しながら、多くの受験生を合格に導いてきた。現在は、講師業(医学部専門予備校など)に加え、Webサイトでより多くの受験生に学力UPのノウハウを伝えている。