中学生のための社会歴史分野ができるようになる勉強法

中学社会のテーマである歴史を学ぶ
目次

こんにちは。スタディメンターの山﨑です。中学生の生徒指導をしている際に、歴史は覚えるだけだから後回し、英語や数学の勉強ばかりをして、結果的に入試の時に社会が足を引っ張ってしまっている生徒を見かけます。歴史も計画的な学習が大事です。

また、歴史分野は興味を持っている人が多い科目です。できる人はよく知っています。そう意味では入試では得点差にもなり得る科目です。戦略的な意味でも歴史の勉強はがんばりましょう。

そういうことで、今回は、中学社会の中でも「歴史」の勉強をアドバイスします。

中学歴史を勉強する目的

近年では、グローバル化と呼ばれ、資本力や労働力の国境を超えた移動が増しました。また、同様に商品やサービスなどの移動も容易になり、世界が近くなっていると言えます。世界に向けて商売をするためにも、自国のことを学び、文化や宗教などを歴史を勉強することで、日本では当たり前のことを知ることが大事です。海外の人とコミュニケーションをする上で、自国の誇りを持っていないと思われるのと、誇りを持っていると思われるのでは印象も変わってくると思います。自国のことを知った上で、海外との違いが分かり、相手のことを理解することもできます。このような理由が歴史を勉強する目的の一つだと思っています。

中学歴史の勉強法

時代のポイントを一言でまとめる

歴史を勉強する上で大事にして欲しいことは、「なぜ」「流れ」を意識することです。歴史の勉強として、一問一答形式で語句とその意味を覚える方法があり、とても効果的な勉強方法ですが、これだけでは、効率がよいとはいえません。一問一答形式で覚える前に、まず時代の背景などを知ることが重要です。特に資料問題(史料問題)では、背景を知った上で、推測する力が求められます。こういう問題では、一問一答形式では対応できません。「なぜ」「流れ」を意識した勉強を頑張りましょう。歴史を勉強する上で、はじめに目標にして欲しいことは、各時代を一言でまとめることです。これができるようになると、時代の大きなテーマが分かっていることになります。

流れをつかみ全体を把握

例えば、飛鳥時代末期(701年)「班田収授法」(大化の改新(645 年)で定められた「改新の詔」において導入された、唐の均田制にならった制度です。701 年の大宝律令により、本格的に行われるようになった土地管理制度)を理解する上で、前提になるのは、この時は、「公地公民」の時代で、土地は天皇・国家のものだったということです。「班田収授法」は、「朝廷」が「人民」に「口分田」と呼ばれる人民に与えらた農地を与える代わりに税(租・庸・調)を納めるというものです。これらの税を納めるためには、山を下り、港にいくなどの手間なども含め、とても大変だということは想像できます。土地が少ないという問題もあります。結果として、食糧難に陥り、苦しい生活になります。そうすると、口分田を捨てて逃げる人が出てくるようになりました。これらの奈良時代(710年~794年)の生活の様子については、山上憶良が「貧窮問答歌」でうたっています。(万葉集)

また、これらの理由や人口の増加などもあり、次第に口分田が不足するようになったことで、723年に「三世一身法」、743年に「墾田永年私財法」が出され、人々に開墾をすすめますが、有力な貴族や寺院、地方豪族は、口分田から逃亡する者が多くいたので、逃亡した農民を使って、土地を開墾させ、私有地を広げていき、後に荘園と呼ばれるようになり、「公地公民」が崩れるきっかけになっていきます。

このように流れがあります。流れの中で、理解することで、格段に時代を知ることができます。

マンガや大河ドラマを見る

具体的に流れを学ぶ方法を紹介します。

歴史の流れを勉強をする上で、マンガや大河ドラマを活用するのはかなり有効です。有名なのは、角川まんが学習シリーズの「日本の歴史」です。これを使って勉強している生徒はかなり多いです。また、学研プラスの「マンガでわかる中学社会」などもおすすめです。大河ドラマも歴史を知る上ではかなり有効です。マンガや大河ドラマのおかげで、ストーリーが頭に入りやすくなります。また、普段、教科書だけで人名を覚えているので、文字だけの存在でイメージしにくいですが、俳優さんが演じることで人の名前も覚えやすいです。我々も、実際に対面して顔を見るからこそ人の名前を覚えることができているのではないでしょうか。

例えると、小説を読むのが苦手な人でも、その作品のドラマを見た後で、小説を読むとどんどん小説の文章を読むことができるという体験をしたことがあるのではないでしょうか。これと同じ理屈です。

教科書を何回も読む

歴史にはストーリーがあります。そのストーリーを正しく理解することが最も重要な勉強です。ただし、教科書は文字が多く、中々いきなり読もうとすると頭に入ってきません。頭に入りやすくするために、学校の授業があります。授業では全てを細かく解説するわけではありません。大事なポイントや背景などを解説してくれます。だからこそ、学校の授業では、先生が口頭で説明する内容をメモしておくなど、「授業ノート」を上手に作ることが大事です。

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また、マンガや大河ドラマなどで全体像を知った上で、読むことで教科書の内容が頭に入りやすくなります。流れを把握した上で、何度も教科書を読みましょう。

資料集を何回も見る

資料集は学校でもらう人が多いと思います。しかし、あまり上手に活用できていない、あるいはもらったはいいものの全く使っていない人もいます。資料集は、雑誌感覚で何度も何度も見ましょう。

歴史では、「文化史」の問題も出題されます。文化史というのは、仏像や建築物の名前などです。これらは、覚えるしかないないので、がんばって覚えましょう。資料集を何回も見ていく中で、どの時代に作られたものなのか、誰がつくったものなのか、建築物の名前は何なのかなどを覚えることができます。

いつ資料集を見るといいかという相談もスタディメンターに相談がありました。私は、雑誌と同じようにリビングに置いて、ご飯の時間の前の待っている時間や、ご飯後の少しおなかを落ち着かせている時間に見ていました。蛇足ですが、リビングには、理科の図説、資料集、社会の資料集を置いていました。あとは、小学館の図鑑もありました。

一つだけ注意が必要です。学校の授業で資料集を使う場合は、リビングに置いていると持っていくのを忘れてしまいますので、気をつけてください。これで何度も失敗しました。

スタディメンターでは、無料相談も受付していますので、些細なことでもご相談ください。

年号はゴロで覚える

教科書を何回も読むことで、どの時代に起きた出来事なのかを覚えることはできますが、それだけでは年号までは覚えることはできません。そのような場合は、ゴロ合わせで覚えていきます。

例えば、710年に元明天皇は唐の都長安を手本として、奈良に都をつくりました。710年という年号を覚えるために、「なんと(710)立派な平城京」とゴロ合わせで覚えると暗記しやいです。また、朝廷は743年に墾田永年私財法を出し、開墾した土地の永久私有を認めました。これは、「そんなのなしさ(743)、墾田永年私財法」とゴロ合わせで覚えると暗記しやいです。894年、菅原道真が朝廷に遣唐使の停止を進言しました。これも有名です。「白紙(894)に戻そう遣唐使」とゴロ合わせで覚えると暗記しやいです。

一問一答で用語を覚える

歴史の勉強を行う上で、一問一答形式の問題集などを解いて用語を覚えるということはとても有効です。もちろん、全体を把握し、流れや背景を知り、教科書を何回も読むのが先です。一問一答形式の問題集には、基本赤シートで隠して何度もチェックしやすいようにできています。これを日常持ち歩き、移動時間や学校や塾の休み時間などに覚えるようにしましょう。一問一答形式の問題集の良さは、軽い気持ちで勉強できるのがメリットです。机で集中して勉強する場合には、もっと他にやるべきことがあると思うので、あくまでも隙間時間にやるようにしましょう。また、一問一答形式の問題集を解いていて、どうしても覚えることができない用語も出てくると思います。その場合は、家に帰ってから、単語帳(単語カード)に書き込みましょう。それがオリジナルの一問一答形式の問題集になります。

一問一答の演習をする場合は、漢字にも注意しましょう。歴史の問題では書き取りの問題や記述の問題も多く出題されます。人名などは似た名前が多い分間違いやすいです。また、墾田永年私財法など難しい漢字が使われているものもあります。自分がよく間違う漢字については、注意して覚えましょう。

単語カードの使い方

昔ながらのアイテムです。様々なサイズの単語カードが売られています。歴史の場合は、問題文が少し長いので、大きめのサイズをおすすめします。

使い方ですが、覚えたい用語の問題文を表、裏に用語を書きます。その後は、隙間時間を使って、覚えていきます。

個人的におすすめしている方法は、寝る前最後のテストです。

方法はシンプルです。日中は、カードを利用して用語を覚えます。夜寝る前に単語カードを見て、覚えているかを確認します。その時に、覚えていた単語カードは、破って捨てます。せっかく書いたのにもったいないと思われそうですが、残ったカード、つまり、まだ覚えられていない単語カードだけが残ることになるので、覚えていない用語を覚える時間を増やすことができるため効率的です。

また、破ったカードの中に、覚えられていないカードが残っていたかもしれないという不安もあるでしょう。気にしないでください。もし、覚えていなかった場合は、その用語に出くわした際に、再び書けばいいです。どんどん破っていきましょう。

実は、効率よく覚えられるというメリットの他に、この方法だと、達成感も得られるため勉強が続く効果もあります。

逆一問一答にチャレンジ

一問一答形式の問題集を解いていても中々点数が上がらない場合は、逆一問一答にチャレンジしましょう。

やり方はとてもシンプルです。一問一答形式の問題集の答えを見て、「問題文を答える」という方法です。これは用語を覚えているだけではなく、正しく理解していないとできません。また、記述問題にもこれで対応できるようになります。難しいですが、是非チャレンジしてください。

コツコツと勉強しよう

歴史のような知識量によって点数が変わる科目は、コツコツと勉強するしか方法はありません。

テストまでの日程や入試までの日程から逆算し、計画表を作りましょう。その上で勉強することが重要です。

スタディメンターでは、メンターと面談し、目標を決めた後、一週間の勉強計画を一緒に考えていきます。

この際に、計画だけではなく、どのように、年代を覚えるのがいいのか、時代の流れ知るにはどうするべきなのか、学校の授業の予習や復習をどうすればいいのかも考え、正しい勉強ができるようにしていきます。

正しい勉強法を知ることで、学校の授業などの効果を最大限にすることができるので、非常に効率良く勉強することができます。

メンターとの面談でやることを決めた後は、学習に取り組みます。計画通りにの勉強ができているかチェックすることはもちろんですが、理解してつもりになっている可能性もあるので、定着を確認するために小テストを行うこともあります。学校などのように、テストの結果だけで定着しているかを確認するわけではないので、状況を確実に把握することができます。

また、やる気が上がらないと勉強は継続できないものです。そこでメンターによる面談などでモチベーションを上げていきます。また、学習計画の調整や勉強法の改善を行います。暗記方法のコツやノートの使い方などはこの時などにも教えていきます。

 

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