こんにちは。スタディメンターの山﨑です。今回は、高校受験を控える中学生のために、理科の勉強に役立つ参考書や問題集を紹介します。受験生だろうが、来年・再来年に受験を迎えようが、どちらにしても有益な情報になると思います。参考にしてみてください。
目次
1.最も重要な教材は、教科書と学校のノート、プリント
受験勉強のスタートに当たって最も重要な教材、参考書は普段使っている教科書やノート、学校で配られているプリントです。基本事項や重要な語句がまとめてられています。授業内容を思い出しやすいのも、普段使っている教材の方が簡単です。ノートやプリントを見ながら、まずは授業内容を思い出しましょう。
これから受験勉強をするわけではない人に関しては、「授業ノート」や「まとめノート」を工夫して作成しておくと受験勉強を始める時にかなり使いやすいです。
授業ノートやまとめノートの作り方に関する記事はこちら👇
東大合格者も実践!家庭学習の効果を上げる「授業ノート」の作り方!
東大合格者も実践!家庭学習で効果が上がる「復習ノート」「まとめノート」の作り方
2.最も重要な問題集は学校のワーク
どんなに優秀な人でも、授業ノートや学校のプリント、教科書を読んだだけで、理解するのは難しい、もっと言えば、定着させることをもっと難しい。
授業ノートなどを見ながらでいいので、普段使っているワークの問題を解くことで、理解しやすくなります。
受験生でない人は、普段から学校の授業をしっかりと復習して、受験勉強をする前からワークはできるという状態にすることができれば、かなりいいです。
復習の仕方に関してはこちら👇
【大学受験・高校受験】独学、塾なし勉強法!復習の仕方がわからない!?
学校の勉強をしっかり普段から復習している人は、ワークの答えを覚えているかもしれませんので、下で勧めている問題集を使っても構いません。
3.受験に向けて自分に合った参考書や問題集を選ぶ
ここまで、おすすめの参考書や問題集を紹介するといいながら、結局は自分が持っているものを使おうという話でした。
ここからは、いよいよ受験に向けて学習について紹介します。現状の実力や志望校に応じて、おすすめする参考書や問題集が異なりますので注意してください。
自分の実力に合う問題集に関しては、教科書やワークで勉強をした後に、自力で6割~7割解けるレベルがいいです。
自分にとって、難しい問題を解くと、理解するのにかなり時間が掛かってしまいます。時間が掛かると、受験までの限られた時間の中で勉強をするわけなので、もったいない。また、時間が掛かってしまうと、やる気が下がります。一日にどれだけの勉強をしたかではなく、1ヵ月でどれだけの勉強をしたかという点で考えると、レベルが合っていないと学習総量も減る可能性もありますので、おすすめしません。
4.理科が苦手で全くできない人
理科が苦手な人は、学校の定期試験でも苦戦しているのではないでしょうか。
教科書には重要な語句がいろいろ書いているが、論理的に説明してくれているが故に、難しく見えてしまいます。苦手な人は、情報が少ない教材を使ってみるといいです。
ぐーんっとやさしく 理科
図が多く、情報も少ないので本当に重要な所のみを学ぶことができます。字も大きく理科に対して、嫌なイメージがある人でも取り組みやすい1冊です。学校のワークよりも基本的な内容を丁寧に書いています。練習問題もあるので、導入部分が理解しやすい教材です。付録として、ミニサイズの「重要用語集」もついているので、テストの休み時間にも安心です。テストギリギリまで見ておくといいでしょう。
中学定期テストの対策ワーク
学校のワークだけだと演習量が足りない。そういう時には、この問題集を利用するいいです。要点もカラーでまとめてあり、基本問題と定期試験予想問題が載っています。赤シートもついているので、暗記しやすいです。
この問題集だけの問題ではないですが、中学生の教材、つまり高校入試に向けた問題集は、問題数が少ないので、1冊の問題集では十分でないケースが多いです。そのため、この教材のように、学校のワークと同じレベルの問題集の使用を薦めています。
この考え方は、他科目も同様です。参考にしてください。
調べる!わかる!力がつく!中学理科
苦手な人であれば、ここまでできれば十分です。参考書としてわかりやすくまとめている教材を用意しておきましょう。他の参考書に比べて、図も多く、要点整理ができています。詳しく書いていない分、わかりやすいです。テストでもしっかりと点数を取ることができます。この教材は、写真や図が豊富で見やすく、重要な所が書いています。テスト前に仕上がるワークにもなります。
5.そこまで苦手ではないけど模試で取れない人
全国の公立高校入試や私立高校の受験に向けて、これだけできるようになればOKという参考書・問題集を紹介します。おそらく、高校受験をする人であれば、ほぼ全員がこのレベルまではできるようにしておきたい。つまり、全員がやった方がいいと思う教材をまとめました。
わかるをつくる中学理科
詳しすぎず、情報が少なすぎず、そして見やすい参考書です。しかも、1冊で完結です。多くの中学生におすすめしたい参考書です。ほとんどの高校入試レベルまで対応できます。全員に持っていてもらいたいくらいです。単純な暗記事項として終わるのではなく、理論的に説明もしてくれています。説明を見ると、学校で覚えようと言われた内容も理解できます。問題を解いているとき、分からなくなったら見る参考書としても利用できます。
くわしい問題集
昔からある「くわしい」シリーズの問題集です。僕も中学生の時に使っていました。「基礎を固める問題」「定期テスト予想問題」など、問題のレベルごとに分けられています。標準的な問題が多いので、入試レベルの問題を解く前に是非解いておいてもらいたい問題集です。
最高水準問題集
これも昔からあります。これも僕も使っていました。レベルとしては、くわしい問題集よりは難しい問題も多くあります。入試問題もあり、模試レベルです。くわしい問題集を終えた後に、ここまでやると、後は過去問演習で、ほとんど高校入試で通用します。
これらの3点セットは、ほとんどの受験生におすすめです。計画を立て、しっかりと演習してみてください。
6.難関校を志望している人
私立難関校など一部の難関校を目指している人はここまでチャレンジしてみましょう。内容としては、高校内容まで理解していると安心です。
自由自在 理科
多くの受験生が使用している参考書です。この参考書にほとんどの情報が載っています。逆に言えば、情報が多いので基本的な用語の意味が分かっていない人には使いこなせないかもしれません。ただ、難関校を受験するのであればこのレベルの情報の処理ができるようになっていた方がいいです。
最高水準特進問題集
入試問題がかなり載っています。入試問題の問題を通して、基本事項のアウトプットができるのかチャレンジしてください。また、思考系の問題も数多くあります。実力があるのか試してみるのもいいでしょう。ただし、注意があります。冒頭で述べたように、自分に合っているのか判断してください。6~7割が解ける問題集でないのであれば、一度レベルを下げ、「くわしい問題集」か「最高水準問題集」に戻りましょう。
7.参考書ルートや計画が不安ならば相談を
スタディメンターでは、無料で学習相談を受け付けております。学習計画に関しても、無料会員として、作成することもできます。気軽に相談してください。
どの教材が自分に合っているのかは、解いてみて始めて分かることです。
まずは、「がんばってみようかな!」と少しでも思ってくれたのであれば、嬉しいです。
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中学時はほとんど勉強する事無く、高校に進学したが、勉強法の書いてある本を読みあさり短期間での学力UPに成功。その経験を活かし、学生時代から塾で講師業に携わる。その後、大手予備校の校長も兼任しながら、多くの受験生を合格に導いてきた。現在は、講師業(医学部専門予備校など)に加え、Webサイトでより多くの受験生に学力UPのノウハウを伝えている。