こんにちは。スタディメンターの山﨑です。
今回は、勉強時間と休憩時間をどのように設定することで効率よく、集中して勉強することができるのか、現役予備校講師の立場としてアドバイスします。
目次
1.休憩時間は何分が最適なのか
長時間勉強する人は、休憩時間が無いと無理です。
もちろん、一日中勉強しているように見えて、休憩時間が長すぎ、結果的にそこまで勉強していないという状況でも意味がありません。
最適な休憩時間は何分なのか。ここについて、アドバイスしていきます。
一人ひとり正解は異なる
まずは、ここを認識しましょう。集中力がある人とない人がいるのももちろんあります。これは、スポーツでいう体力のようなものなので、鍛えれば集中できるようになります。
一人ひとり違うというのは、集中力がある、無いということではなく、陸上でも長距離走向きな人も入れば、短距離走向きな人がいるように、短い時間で一気に集中する人と、ゆっくりと集中始める人と様々だということです。詳しくは以下を参照してください。
20分は集中できる
短距離走向きな人もいれば、長距離走向きな人もいるという話をしましたが、そうは言って集中力はつけないといけません。
まず第一に、経験上だいたいの人は、20分は集中できるものです。今まで学習習慣が無かった人は、20分の学習を1セットとして勉強を始めてはどうでしょうか。これは、社会人の人にも同様のことが言えます。久しぶりの勉強で集中できない人は多くいます。社会人の人も20分を1セットの学習から始めるといいでしょう。
短距離型か長距離型か
ある程度集中力がある人であれば、自分に合った学習時間を探してみましょう。
僕は、長距離タイプだと思っています。
一つは、勉強をし始めてしばらくすると調子が出てくるという点。二つ目は、休憩してしまうと、勉強を再開するまでにエネルギーを使う気がする点です。
長距離タイプの人にアドバイス!!
僕の話で申し訳ないのですが、朝とかであれば、勉強をし始めるのに全くエネルギーを使わずに勉強を始められるのですが、昼過ぎや夜中は勉強を始めるのにエネルギーを使います。そういう時は、ハードルの低いものから始めると、少しずつ調子が出てきます。例えば、好きな科目の勉強や単語の勉強などがそれに当たるかもしれません。
短距離タイプの人は、
短いスパンで休憩することで、長時間勉強できる人です。25分勉強して、5分休憩。これくらいのペースで10セットや15セット勉強してみるといいでしょう。
短距離タイプの人におすすめしたいのは、1セット勉強したら、ペットボトルに1円玉を入れるなど、勉強することで達成感を得ることのできる何かを作るといいと思います。他には、「スタディプラス」などのアプリで勉強時間を記録してもいいと思います。
大事なことは、達成感を得ることができる点です。
短距離であるので、勉強の再開をする回数が多いです。僕が長距離タイプだからというのもありますが、短距離タイプの人でも勉強の再開には苦戦することもあるようなので、達成感を意識した学習にすることで、勉強が捗ります。
2.タイプ別の休憩時間のまとめ
久しぶりの勉強で集中力がない人
社会人の人や、受験生でない人などは集中して勉強する機会が少なく、中々集中力がありません。そういう場合は、20分に一回休憩するといいでしょう。そして、長くても4,5時間くらいの勉強に留めておきましょう。勉強が続かなくなります。一日にどれだけ勉強したというよりも1ヵ月でどのくらい勉強したかがポイントです。
長距離型の人
これは僕と同じタイプの人になりますが、50分勉強したら10分休憩の1セットにすると、8時間以上余裕で勉強できます。80分勉強10分休憩だと6時間くらいは続きます。一日の勉強できる時間に合わせて勉強するといいのではないと思います。
そうは言っても、一日八時間も勉強できない、したことない人もいると思います。
大事なことは、先ほどと同様、一日にどれだけ勉強したというよりも1ヵ月でどのくらい勉強したかがポイントです。
ただ、目標に対して、必要な時間によります。
短距離型の人
短距離タイプの生徒の学習管理をした経験から平均的には25分勉強して、5分休憩が最も適していました。休憩時間が短いことで、エンジンが切れる前に再開できることが良い点です。昼ごはんと夕ご飯の時には長めの休憩をすると効果的です。30分から1時間近くゆっくりと休憩していいと思います。喫茶店にいって、好きなものを飲んだり食べたりしてもいいです。自宅で学習する場合は、家族とご飯を食べてもいいでしょう。その代わり、勉強するときは、4,5セットは続けて勉強することです。
これも全て同じで、大事なことは、先ほどと同様、一日にどれだけ勉強したというよりも一ヵ月でどのくらい勉強したかがポイントです。
ただ、目標に対して、必要な時間によります。
3.一日の学習時間は計画しておく
学習計画を立てることは重要であることは言うまでもありません。
受験で合格する、資格試験に合格する、模試で良い点数を取るという、目標を達成するためには、計画が必須です。
そこから学習内容や学習時間がある程度計算できます。それを参考にして、平日の勉強時間や休日の勉強時間を決めましょう。
それがあって始めて、勉強時間や休憩時間を決めることができます。
計画を立て、自分に合った休憩時間で勉強を頑張ってください。
学習方法や勉強計画などの無料相談も受け付けております。気軽にご連絡ください。少しでも勉強のお役に立てればと思います!
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中学時はほとんど勉強する事無く、高校に進学したが、勉強法の書いてある本を読みあさり短期間での学力UPに成功。その経験を活かし、学生時代から塾で講師業に携わる。その後、大手予備校の校長も兼任しながら、多くの受験生を合格に導いてきた。現在は、講師業(医学部専門予備校など)に加え、Webサイトでより多くの受験生に学力UPのノウハウを伝えている。