(千葉御三家編)算数で考える’勝ちに行く’受験〜必勝併願校パターン〜

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秋頃から過去問演習を始めて、親子共に段々と意識するのが併願校選びです。

今回は千葉御三家と言われる市川・渋幕・東邦を受験するご家庭に向けて、千葉御三家の算数の特徴や、併願先となる千葉の中堅校についてのデータをまとめました。

後悔しない受験シーズンを過ごすために、この記事を参考にしてもらえればと思います。

 併願校を選ぶ際に考えるべき3つのポイント!

併願校を決める際は、大きく分けて以下の3通りのどれかを重視します。

・第一志望校までの受験日程

・現在の成績・問題傾向の合う学校

・第一志望と校風・教育理念が似ている学校

第一志望に合格するために戦略的な併願校の選び方をするのか、それとも第一志望に不合格だった時のことを考えて子どもに合う併願校を選ぶのかなどご家庭によって様々な考え方があると思います。

ここからは上にあげた3パターンの選び方の具体的なポイントと、併願パターンの代表例を挙げてみました。

 受験日程を軸にした併願校選び

受験日程を重視して併願校を考える際は、本番慣れが必要な子・連日受験が続くと疲れてしまう子など、子どもの性格や体質を今までの勉強の様子から判断してあげることが重要です。

千葉御三家は1月20日前後から連続して行われるため、千葉の中堅校・茨城や埼玉入試を戦略的に受ける必要があります。

そこで、千葉中堅校のどこを受験するのか・茨城や埼玉入試を受けるのか・2月の千葉御三家第二回に向けた都内の受験校などをテーマにして、いくつか受験パターンを考えてみました。

・模試等で緊張して実力が発揮できないタイプ

茗渓→栄東(東大)→開智(先端)→(浦明)江戸取→市川→東邦→渋幕(→専松②→芝柏②→2月1日→渋幕②→東邦②→市川②)

試験本番では模試よりもさらに緊張してしまうため、早くから第一志望校までに場数を踏んでおくというプランです。開智・栄東は問題のレベルが市川・東邦と同程度なため、解き直しをしっかり行えば志望校前の最後のチェックにもなります。

基本的に千葉御三家と千葉の中堅校の1回目は日程が被ってしまうため、千葉御三家の全てを受験するなら埼玉・茨城入試で練習する必要があります。

・千葉御三家の受験を2校(渋幕を第一志望)にし、連戦を避けるタイプ

開智中(先端)→(浦和明の星)→市川→渋幕→2月1日→渋幕第2回

塾の夏期・冬期講習で連日授業があった際に、子どもがかなり疲れてしまっていた。

模試の後、過去問演習を行った後は疲れてそれ以上は勉強できなくなってしまう。

このような様子が見受けられる子どもは、受験が連続すると本来の実力が発揮できないことがあります。

これまでの学習の様子を振り返って、宿題・復習が手につかないほどの疲れが見られた場合は受験校を絞ってあげたほうが良いかもしれません。

受験日程は今までの勉強の様子を振り返って決める!

 算数の問題傾向から見た中堅校・2月1日併願校選び

中学受験は算数の出来不出来で合否が決まると言っても過言ではありません。

ここでは問題量・レベルなどの、算数の問題傾向を重視した併願校の選び方を紹介します。

 渋谷幕張中の算数の傾向と併願校

渋幕の算数は、思考力と論理力・条件整理力が高い水準で求められることが特徴です。

分野については、数の性質・規則性・平面・立体・速さが頻出ですが、どれも難易度はかなり高くなっています。

また、規則性と速さや数の性質と規則性などの複合問題も目立つため、各分野の基本パターンがしっかりと頭に入っていないと対応できないことが多くなっています。

平面図形では数年前まで作図が頻出でしたが、近年は角度や面積での難問がメインになっています。

ただ、作図は中学数学の知識が必要なので、一応対策しておくことが望ましいです。

思考力・条件整理力が要求されるという点では、開智先端・浦和明の星・市川などが傾向類似校として挙げられるでしょう。

第二回入試まで視野にいれる場合、2月1日は御三家中を受験する子どもがほとんどです。

開成・麻布・桜蔭の過去問を解いておくと渋幕に向けての演習も兼ねられます。

1月中

埼玉方面 開智先端・浦和明の星など

千葉方面 市川

茨城方面 江戸川取手

2月1日 開成・麻布・桜蔭・渋渋など

2月2日 渋谷幕張② 

2月3日 豊島岡女子②・東邦大東邦②

2月4日以降 豊島岡③・浦和明の星②・市川②・渋渋③など

 市川中の算数の傾向と併願校

市川中の算数では、標準的な問題が多く出題されます。

塾のメインテキスト・副教材の内容がしっかりと頭に入っていれば6~7割程度の得点はできるでしょう。

図形では作図が頻出ですが、図形の移動や影などの問題が多いことが渋幕との違いです。

近年では問題のヒントを利用して作図させる問題も出ているため、条件整理力が求められることもあります。

2019年度入試では、スカイツリーと富士山の距離などの条件から、富士山の高さを計算させる問題も出題されており、今後もかなりの思考力を要するものが大問一つ分は占めることが予想されます。

傾向類似校という点では、開智・浦明・芝柏・専松・海城・頌栄などの、基本問題中心で思考力を問うものも出題される学校が挙げられます。

1月中 

埼玉方面 開智・栄東・浦和明の星

千葉方面 専松②・芝柏・東邦・渋幕

茨城方面 江戸取

2月1日 海城・頌栄・早稲田・渋渋など

2月2日 渋渋②・明大明治など

2月3日 東邦②・専松③など

2月4日以降 市川②

 東邦大東邦中の算数の傾向と併願校

東邦の算数も市川と同じく標準問題がほとんどを占めます。

さらに、市川とは違い思考力を要する問題が出題されないため、渋幕や御三家を目指す層にとってはかなり解きやすくなっています。

ただ、試験時間が45分であるわりに、問題数が多いため、基本パターンを素早く処理する力が求められます。

出題分野としては全分野から満遍なく出題されますが、比を扱う文章題やダイヤグラムの利用などが頻出です。

傾向から併願校を見た場合、千葉の中堅校や江戸取などが良い練習になります。

1月中

埼玉方面 開智・栄東・浦明

千葉方面 専松・芝柏・市川・渋幕

茨城方面 江戸川取手

2月1日 海城・頌栄・雙葉など

2月2日 立教池袋・白百合など

2月3日 東邦②・青山学院・専松③など

2月4日以降 市川②・浦和明の星②など

問題傾向で選ぶ場合についても、受験日程も加味して考える必要があります。

ここまでのまとめとしては、

POINT1

志望校前までには場慣れも含めて、1校は合格が取れるように配置する。また、先述の通り、子どもの体力に合わせて日程を調整する。

POINT2

第二回入試に向けては、1月の動向も考慮して臨機応変に対処していく。

という2点が大切になるでしょう。

 偏差値・配点などのデータ

以下にここまでの併願校候補として名前を上げた主要な学校の大まかなデータを載せておきます。

 

 

試験時間

(算数)


配点

国/算/理/社


算数の記述


時間に対する問題量

難易度

(思考系の多さ)


80%偏差値

(SAPIX)

渋幕

50分

100/100/75/75

A

A

64

市川

50分

100/100/100/100

B

B

55

東邦大東邦

45分

100/100/50/50

A

C

54

開成

60分

85/85/70/70

A

A

67

麻布

60分

60/60/40/40

A

A

62

桜蔭

50分

100/100/60/60

A

A

62

雙葉

50分

100/100/50/50

B

B

58

渋渋

50分

100/100/50/50

B

A

57

開智

(先端)

60分

100/120/60/60

C

B

56

(特待)

栄東

(東大)

50分

150/150/75/75

B

B

61

専修大松戸

50分

100/100/50/50

B

C

43

芝浦工大柏

45分

100/100/75/75

B

B

45

江戸取

60分

150/150/100/100

B

C

46

 

※都内の男子校・女子校の詳しいデータについては、以下の記事に同様の表を載せてあります。

 合わせて御覧ください。

 👆(男子校編)算数で考える’勝ちに行く’受験〜必勝併願校パターン〜

 👆(女子校編)算数で考える’勝ちに行く’受験〜必勝併願校パターン〜

 子どもの性格・校風を重視して選ぶ

せっかく努力して志望校に合格しても、校風が合わなくて結局高校受験で受験し直すという子どもも少なくありません。

第一志望校はオープンスクールや文化祭に行っていても、第二志望以下の学校は見に行ったこともないというご家庭は、今からでも学校のホームページなどで校風・建学の精神や理念を子どもと一緒にチェックしておくことをオススメします。

校風は勉強面以外の学校生活・部活動などの過ごし方に大きく影響を与えていることがあります。

実際に中学校での生活を想像させてあげることで、子どものモチベーションをアップさせることにも繋がります。

例えば渋幕中では、「自調自考」という考え方が建学の精神になっています。

同様に市川は「第三教育・よく見れば精神・独自無双の人間観」、東邦では「生命の科学で未来をつなぐ」です。

どんな意味なのか知らないという方は是非子どもと一緒に各学校のホームページを見てください。

 

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