【中学受験】夏の成果を秋にチェック!9~10月のレベル別おすすめ公開模試!!

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 夏期講習、家庭学習、更に学校のテキストに自由研究も、と7~8月の忙しい日々を乗り越えてきた中学受験生ご一家にとって、夏の成果はとても気になるもの。また、中学受験まで4ヶ月となり、志望校と併願校を決めなければならず、不安を抱えての二学期だと思います。この記事では、現状の学力判定また受験校決定のためのツールとして、9~10月のレベル別のおすすめ模試をご紹介するとともに、模試を受けた後の対策についてご提案いたします。 

 9~10月に受けられるの公開模試一覧

 一般模試

 「いま」の学力を客観的に測定し、幅広く志望校と併願校の可能性を判定するための模試を、主催者ごとにまとめています。各模試のレベルと出題傾向を確認し、生徒の学力に合致した模試模試を選択することが大切です。

 首都圏模試センター・四谷大塚の模試についてのおすすめ利用法などの詳しい情報は、「👆【中学受験】まだ間に合う!夏に受けられる外部模試とその活用法」を参考にして下さい。

 ①首都圏模試センター

 レベル:基礎~標準、出題傾向:知識系重視・基礎問題が多い
・9/8(日) 第3回統一合判
・10/14(月・祝) 第4回統一合判


 ②四谷大塚

  レベル:標準~応用、出題傾向:知識思考バランス型・標準問題が中心
・9/15(日) 第3回合不合判定テスト
・10/13(日) 第4回合不合判定テスト


③日能研

 レベル:標準~応用、出題傾向:知識思考バランス型・標準問題が中心

・9/1(日) 合格判定テスト
・9/8(日) 合格力実践テスト ※

・9/22(日) 合格力実践テスト ※

・10/6(日) 合格力判定テスト
・10/20(日) 合格実践テスト ※
※合格力実践テストは志望校判定を目的としていないため、偏差値や志望校内順位などは判定されません。

④サピックス

レベル:標準~発展、出題傾向:思考系重視・応用問題が多い

・9/22(日) 第1回合格力判定サピックスオープン
・10/20(日) 合格力判定サピックスオープン

模試は問題のレベルと主題傾向が異なるので、生徒に合わせて選択する!

 学校別模試

 最難関中学や公立中高一貫校に特化した模試を、主催者ごとにまとめています。これらの模試は、志望校の過去問に「そっくり」な模試であることが多いため、より本番に近いテストで学力判定と志望校評価を得ることができます。

①首都圏模試センター

・9/23(月・祝) 第2回公立中高一貫校模試

・10/27(日) 最難関模試

②四谷大塚

・9/23(月・祝) 学校別判定テスト
・9/29(日) 第1回公立中高一貫校対策実力判定テスト

③日能研

・9/1(日) 公立中高一貫校適性検査対策テスト

・10/6(日) 公立中高一貫校適性検査対策テスト

④サピックス
・9月 学校別サピックスオープン(日程は学校により異なる)
・10月  学校別サピックスオープン(日程は学校により異なる)

学校別模試はより本番に近いテストで学力と志望校を判定できる!

 公開模試の結果はどう判断する?!

 「偏差値」だけでなく「大問の点数」も確認して!!

模試の結果から学力の判定をするときには、成績表の「偏差値」だけを確認するのでは不十分です。

偏差値は、その模試を受けた生徒の平均から、自身の得点がどれだけ離れているかを表したものです。そのため、偏差値は生徒がその模試を受けた生徒全体のなかでどれくらいできたのかを判断する材料になります。

しかし、偏差値からはどの問題ができて、どの問題で落としたのかは分かりません。つまり、どの分野が得意で弱点なのかは見えてこないのです。

そこで重要なのが、成績表の「問題ごとの得点」です。大問の分野や単元ごとに正答率を確認し、弱点分野があれば、日々の家庭学習のなかで対策していく必要があります。

中学受験がはじまる1月・2月まであと4ヶ月です。大手塾では総合演習・志望校対策が本格化します。その中で、塾の課題をこなすだけでは、自身の弱点分野を対策することはなかなかできません。模試で見つかった弱点は、過去のテキストや問題集に戻って、家庭学習の中で計画的に対策していきましょう。

成績表の「問題ごとの得点」から弱点発見、家庭学習で計画的に対策を!

 サピックスオープンの偏差値60と首都圏模試センターの偏差値60は同じ?

様々な模試の偏差値を横並びに比べることはできません。それは、試験を受けている生徒達の学力が同じではないからです。

例えば、大手塾が行う模試はその塾の生徒が受験をする場合が多く、模試慣れした学力の高い生徒が多く受験することになります。一方で、その他の模試では、小6から中学受験をスタートした生徒や受験勉強をしていない生徒など学力が様々な生徒も受験します。

そのため、模試によって受ける生徒の学力にバラツキやかたよりがあり、学力が同じであっても、模試の結果である偏差値が異なることになるのです。ですから、「あっちの模試では偏差値70だったのに、こっちでは偏差値55」ということもありえるのです。

模試がちがうと、偏差値は比べられない!

 模試の結果からやることをメモ!!

模試を受けることで、いまの学力を客観的に測れ、志望校・併願校を決めるデータを得ることができます。

では、次にやるべきことは何でしょうか。

学力については、模試で分かった弱点の対策と、テストで決められた時間内に点を取りきる実戦力の底上げです。特に、弱点対策は大手塾の授業だけでは不十分ですので、家庭学習が重要となります。また、実戦力向上もただ志望校の過去問をこなすだけでは、効率が良いとは言えません。目的を理解し、ポイントを押さえて取り組むことが必要です。

過去問の取り扱いは「👆【受験攻略】過去問のトリセツ!~過去問演習の目的とは!?~」を参考にして下さい。

また、受験校については、模試での志望校判定の結果だけでなく、志望校の過去問の傾向からも、自身の学力に合致しているかを判断する必要があります。また、具体的な受験スケジュールの案を立ててみて、体調や精神面で無理がないのか等も見極めることも重要です。スケジュールが固まってきたら、塾の個人面談なども活用してみるとよいでしょう。

9~10月の模試から、冬を迎えるまでにやるべきことをリストアップして計画性を持って、残り4ヶ月を過ごしていきましょう!

 

 

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